2020.8.30
Mさんは、42歳の時に慢性血栓塞栓性肺高血圧症という難病に指定された病気になったと聞いています。
その時から常に酸素ボンベを持ち歩かなくてはならない毎日を送って来たそうです。
今では、長い階段や坂道以外は酸素は無くても大丈夫との事です。
Mさんは、遠慮がちに、少し困った様子で
「前回咳をグーンと減らしていただいて楽になったけれど、何故か咳をしたくない病院や電車の中で決まって喉のイガイガが始まり咳が出てしまいます。」
と話されていました。
すると武司さんは、
「Mさんは、きれいな空気が吸えていない。口の前がガスってるから…。それを取ってしまえばいい」
と話され、Mさんの顔の前で手を広げ何かをフワッと掴むように取り除きました。
そして、その手を武司さん自身の胸の辺りに擦り込むように当てていました。
それはまるで手の中にある何かをご自分の体の中に納めているようでした。
Mさんはその時、大きな声で
「あー!スーと息が入ってきます!アー!楽ですぅ。」
と、何度も大きく息を吸い込んでいました。
息が楽になり顔色がよくなったMさんのほっとしたような笑顔が印象的でした。
リポーター K