胃がん末期で闘病中の父を思って Sさん

親子

2020.10.18
今日が5回目のセッションと話すSさんは、高血圧で身体が重かったのも胸が詰まる感じも随分良くなり、やる気も出てきましたと笑顔で話していました。
武司さんから「お父さんの調子はどう?どんな感じ?」との問いかけに、Sさんはさらに笑顔になり、「それが凄く元気なんです!父は胃がんで、ステージⅣで医師から『もうそう長くはない、年内かも』と言われてました。医学的データの変化は無いのですが、食欲もあって、気持ちも楽しそうなんです。武司さんに以前教えてもらったように電話をして会話をしています」と、元気に伝えていました。
初めてSさんが武司さんのセッションに来た時、声を詰まらせ涙をこらえながら絞り出すようにお父さんの状態を話していた様子とは全く違っていました。その時に武司さんがSさんに伝えた言葉は、

「人間に一番いい薬は会話なんだよ。そして側に居ること…。お父さんが遠くにいるなら、電話でいいから出来るだけ話をするといいよね…」でした。

そして今日、武司さんはSさんの肩から何かを外した後に「どうする?年内かもと言われたお父さん、お正月一緒に迎えちゃうよぉ。いい?」と笑いながら話しました。するとSさんは、お父さんが癌の末期なんて思えないような晴れやかな笑顔で楽しそうに「はい!大丈夫です。嬉しいです。はい!ありがとうございます」応えていました。
子どものSさんが楽しく元気なら、親のお父さんも癌の末期でも楽しく元気でいられることを教えてもらいました。

リポーターK

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