令和3年2月20日
行年38歳
突然の事でした。姪が自殺したのは。
姪は、3姉妹の3番目で私の娘と同じ歳。小学校2年生の時に母親が他界しました。母親は、私と2人姉妹の姉で、病気で床に臥して亡くなりました。それから、私が母親代り…というより母となり、我が子と一緒に4姉妹で育ててきました。私にとっては「生きる」ために不可欠で、当たり前のように側にいる存在でした。
そんな姪が自殺・・・
全くありえない、想像できない、意味がわからない突然の事でした。心も頭も体も何が何だか訳がわからなくて、こみ上げてくる愛しさと悲しみと後悔でぐちゃぐちゃでした。どうしてよいか、全くわからなくなりました。
そんな時、武司さんと会話をさせていただきました。何も耳に入ってこなかった私の耳に、武司さんの声は聞こえてきました。
「○○ちゃん、○○ちゃんが悲しんでると他界した姪は、後悔で苦しみ悲しむよ」
何も聞こえてこなかった私の耳に、心の奥に、武司さんの言葉が入ってきました。
不思議なのですが、胸の真ん中に温かくてまーるい安心玉?みたいなものがあるのを感じました。言葉では表現できないフワッとした例えようのない感じです。
この瞬間、いてもたっても居られない感情がスーっと消えていったんです。
武司さんは
「姪っ子さんは、こちらにきたから大丈夫。楽になってるよ。姪っ子さんが楽になると、家族も楽になるんだ。だから安心して笑ってな。大丈夫だから」
とおっしゃいました。
私には、もちろん姪っ子は見えません。だけど、明らかに心が晴れたのです。
この世は、みえない世界の中にある、みえない世界の人たちを武司さんは楽にしてくれる、そして、亡くなった人を楽にしてくれると、残された私たちの心が、こんなに救われるのか。
姪っ子のことを思い、武司さんにどれだけ感謝したかわかりません。
亡くなった姪っ子の為にも、笑って人生を楽しまなくては、と思いますが、楽しまなくては、ではなくて、楽しめる心にしてくださった武司さんは凄い。奇跡としか思えない、この数日の出来事でした。
勿論、ふと思い出し心がギュとなる瞬間はあります。でも今、心は軽く、苦しみもなく、穏やかです。